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磨くというのは言葉のあやで、歯や歯のまわりの組織を傷つけず、歯垢(プラーク)を確実に取り除くことが正しいブラッシングです。当歯科医院では、そのための効率的な方法を患者さんそれぞれとご相談しながら取り組んでおります。
一般的な方法は毛束が小さく(2cm以下)、刷毛のあまり固くないブラシを用いることがお薦めです。圧力は150グラム程度(キッチンスクールで試してください。びっくりするほど低圧です。)歯磨きペーストは1cm以下。
歯一本ごとに5ミリメートル幅程度の前後のストロークで10回ずつ表(頬側)裏(舌側)をブラッシングしてください。時間は若干かかります(私はおよそ5分はかかります)。それを最低一日に一回は実行してください。ながらで構いません。風呂に入りながら、テレビを見ながら・・・
舌でブラッシング後のツルツルさを確認できるでしょう。その感覚を忘れずにいてください。
そして最も注意してお止め頂きたいことは、硬いブラシで、ペースト沢山、力いっぱい、大きなストロークでブラッシングすることです。歯との境目の歯肉は後退し、露出された歯の根の部分は容易に磨り減ります。各種のトラブル、不快感を生み出します。 |
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【写真】 充分に歯磨きをして来院されたそうです。磨いたつもりと磨けているとの違いは歴然です。 |
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